スティグマータ


<あらすじ>

 バチカンに属しながら、世界中で起こる「奇跡」の調査官でもある神父・アンドリュー。
彼はブラジル・サンパウロで壁にマリアのシミが浮き出た現象を調査に出た際、妙な噂を小耳に挟みました。

同じブラジルの南東部ベロキントに「血の涙を流すマリア像」がある・・・

 現地に行ってみると、マリア像の置かれている教会の神父・アラメイダの葬儀中でした。
町の人が悲しみに暮れるなか、確かにマリア像からは血の涙があふれていました・・・


乾くことなく溢れ出す血の涙・・・

 アンドリューはただちに血のサンプルをとり、簡易の科学検査を行います。
結果、驚くことに血は人間の血であり、石で造られた像には特に仕掛けがないことが判明します。

 バチカンに帰ったアンドリューはマリアのシミはガセネタであったことと、マリア像の事実を枢機卿に報告し再調査の申請をしますが、教会上層部は口を噤んでしまうのでした・・・


再調査を嘆願するアンドリュー(ガブリエル・バーン)

 自由気ままに生きるアメリカ女性のフランキーはごく普通の若者でした。
美容師の仕事をし、クラブで酒を飲み、彼氏とSEXを楽しんで・・・
宗教などとは縁遠く、当然日曜日も教会に行くことさえありませんでした。


ごく普通の生活をおくっていたフランキー(パトリシア・アークエット)

 そんなある日、世界中を旅する母親からのお土産としてロザリオが送られてきました。
実はこのロザリオ、ベロキントで無くなったアラメイダ神父のものでした。
葬儀のどさくさに紛れて盗まれたモノでしたが、なんの縁もないフランキーのもとに・・・
 これを受け取ったその時から彼女は異変に襲われることになります。
彼女にはキリストが受けたのと同じ場所に同じ傷跡(聖痕)が現われるようになり、家の屋内外や昼夜を問わず痛みと苦しみを味わうこととなります。


最初の聖痕は手首に・・・

 偶然にこの現象を目撃した神父の報告により、アンドリューがアメリカに派遣されることになりました。
アンドリューはフランキーから事情を聞きました。
はじめ、アンドリューは彼女のような無宗教者には”聖痕“が現われた事実がないことから、自傷行為を疑います。
しかし現代では一切使われていない「アラム文字」を使ったり、目前で何者かに身体を切り刻まれていくフランキーを目撃していまい信じざるを得なくなってしまいました・・・



<寸評>


血・血・血・・・
血で血を洗うというのは月並みな表現でしょうが、それくらいフランキーは流血しっぱなしです♪



「お色気シーンはこの程度だわよ♪」

でもまあ、分類は「ホラー」ですから仕方ないっちゃあ仕方ない。
苦手な人はご遠慮くださいな♪

「宗教とは何か?」というテーマを根幹に物語は展開しますが、現代における「派閥争い」や「臭いモノには蓋」のように一般的な問題点にも置き換えられるよう脚本されていました。

緻密な映像美は脳髄に直接入り込んでくるかのような錯覚さえ憶えます。









・・・単なる飲み過ぎか?(爆








「薪を割っても、私はいる。石をどけても、そこにいる・・・」
この言葉はクリスチャンでもなんでもない僕にもなにかグッとくるモノがありました。


十字架ってなんとも神秘的ですよね・・・

特典として、劇場公開版とは別のエンディングも収録されておりDVDならではの満足感です。
私的には劇場版のエンディングのほうが好きなんですが・・・
みなさんはどっちの方が良い結びだと思いますか?



上にも書いたようにかなり流血してますので・・・


「血が苦手だ」


という方々はご遠慮下さい♪




by Sinn