|
チョコレート

<あらすじ>
ハンク・グロトウスキーはアメリカの南部・ジョージア州立刑務所で死刑囚棟の看守を長年務めてきた男。
ハンクの父・バックも同じ看守を務め、今現在は息子のソニーも同じ道を歩み始めたところでした。
ハンクは父譲りの人種差別主義者でしたが、息子のソニーは心の優しい人間で、そんなハンクの考え方に疑問を感じていました。
日頃から近所の黒人達と仲良くしている息子に腹立ち、情けなく思っていました。

ソニー(ヒース・レジャー)に厳しく接するハンク(ビリー・ボブソーントン)
黒人の囚人ローレンス・マスグローヴに対する処刑の日、ハンクとソニーが電気椅子に向かうローレンスに付き添うことになりました。
慣れないソニーは執行の直前に囚人の「死」の恐怖に取り乱してしまいます。
看守という仕事にプライドをもち、自らの職務に厳格なハンクは、そんなソニーの態度を厳しく叱責し、普段からの怒りも伴って息子を殴り飛ばしてしまいます。

緊張に耐えきれず、取り乱してしまうハンク・・・
死刑執行は滞りなく終わったものの息子の失態に対する苛立ちつのるハンクでしたが、家に帰ると思い詰めて銃を持ったソニーが待ちかまえていました。
「父さんは僕を愛しているのか?」というソニーの問いに、「いいや」と答えてしまうハンク。
「僕は父さんを愛していたよ」と言い残し、ソニーは自らの胸を打ち抜いてしまいます。

父の目前での自殺・・・
息子を失って初めてハンクは自分が看守の仕事が好きではなかったし、自分に生き方を押しつけた父親を憎んでいたことに気付くのでした。
でもそれを正視することができず、自分の苛立ちを息子にぶつけていたことも・・・
ハンクは看守を辞め、自分自身を取り戻そうと決意します。
未亡人となったローレンスの妻レティシアは、幼い息子タイレルを抱え生活に苦悩する日々が続いていました。
精神的に頼るべき存在だった夫の刑は執行され、これからは息子と2人きりで生きて行かねばならない・・・
そんな矢先、タイレルがレティシアの目の前で交通事故に遭います。
黒人ゆえに助けを求めても誰も見向きもしませんでしたが、そんなタイレルとレティシアを病院に連れて行ったのは、たまたまそこを通りかかったハンクでした。

差別主義者だったハンクが、レティシア(ハル・ベリー)を助ける
治療も虚しくタイレルは死亡し、子供を失った者同士が残りました。
偶然知り合ったふたりでしたが、互いの喪失感を埋めるかのように、互いを求め合います。
レティシアはタイレルが夫の刑を執行したとは知らないまま・・・
|