コレリ大尉のマンドリン





<あらすじ>

1940年ギリシアの牧歌的な島ケファロニア。
島の医師・イアンニスの娘・ペラギアは父から医学を学ぶ才女でした。


ペラギア(ペネロペ・クルス)とイアンニス(ジョン・ハート)

第二次世界大戦の真っ只中、のどかな田舎の小島にもいよいよ戦争の足音が近づこうとしていました。
同じ島の漁師・マンドラスと婚約するものの、彼はイタリアとの戦争に出征し音信不通となってしまいます。


「帰ってきたら結婚しよう」

ギリシャ軍はイタリア軍相手に劣勢ながらも隣国のアルバニアで勝利を収めますが、最終的にはドイツの援助を受けたイタリアに降伏してしまいます。
やがて島にドイツ・イタリアの占領軍が到着します。


イタリア軍に占拠される市庁舎

イタリア兵の行軍を率いるアントニオ・コレリ大尉は、奇妙なことに背中に銃ではなくマンドリンを背負っていました。
軍隊にありながら、オペラ愛好クラブを結成しているコレリ大尉。


マンドリンを背負った将校・コレリ大尉(ニコラス・ケイジ)

この過酷な戦時下でも、「僕は足蹴にされている人を兄弟だと思う。それが僕の生き方だ。」と持論を語り、人生と音楽を愛することを忘れない陽気なコレリと彼の部下達・・・なにかと反発の多い島の人々とも仲良くやって行きたいとダンスパーティーを催したりの活動をします。

これを見て、初めは当然敵意を見せていた島の人々も、徐々に心を許していくのでした。
士官用の宿舎としてイアンニスの家に寝泊まりしていたコレリ大尉は、美しく勝ち気で情熱的なペラギアに思いを寄せていくようになります。
ペラギアもコレリの誠実な優しさと、彼の奏でる澄んだマンドリンの音色に次第に惹かれていきます。


イタリア人だが・・・ギリシャ料理だって美味い!

その後の戦況が悪化し、イタリアは連合軍に降伏してしまいます。
そのため駐留イタリア軍は昨日まで同盟国であったドイツ軍に追われる身となってしまいます。
凄惨な戦いの末、コレリはドイツ軍によって処刑場へと連行されるのでした・・・



<寸評>


なんでもイギリスでは20人に1人が読んだ計算となるベストセラーの映画化だそうで。
こういった映画化は、作品の良し悪しがハッキリでちゃうんで楽しみなんです♪

で、この作品は・・・・これまた賛否両論のようですが、僕としては当たりだと思います♪

 ご存じの通り、ニコラス&ペネロペファンなもんで、キャスティングだけでもOKなんだけども・・・
暗〜い重〜い戦争物への出演が多い彼ですが、明るい軍人さん「アントニオ・コレリ」はニコラスにはもってこいだったように思えます。
戦闘経験が無く兵士としては不完全で、陽気さと繊細さを兼ね備えた彼・コレリ大尉を上手に表現しきっていると思います!
酒を飲み、よく食べ、戦時下でも歌を謳うイタリア人・・・これが素のままのニコラスなのかもしれませんが。


「ホントはこういう役がやりたかったんだ!」


やはりドイツ人はあんまり良くみられていないのでしょうか?あの時代のドイツは確かに批判されて当然なわけですがね。
もう少しコレリ大尉とドイツ将校のウェーバー大尉(デイヴィッド・モリッセー)との関係を描いて欲しかったなぁとも思います。
ラブロマンスが主体だから・・・時間内では無理なんかな?


「そもそも出番が少ないんじゃい!」


民族を根絶やしにしようとした2勢力の片方であるアメリカへの非難がされないのは、やはり戦勝国だからなんでしょうかねぇ。いっつもドイツ人だけが悪者です。
戦争物をみると、いつもアメリカがヒーロー的に描かれていてムカツクんですが、本作ではアメリカの影が見えないので純粋に考えさせられるものがあったりと・・・
前半部がおとなしいだけに後半の戦闘シーンも冴えわたっていました。(結構残虐なシーンもあったんですけど)


こんなところで余生をおくりたいもんだねぇ・・・


さてさて、主演女優のペネロペ・クルス。
派手派手しい役よりは、こんな素朴な島民のほうが良くお似合いではないでしょうか?
とはいえ、どっから見てもスペイン人の彼女にこの役はちょいと不自然だったような気もしますが・・・






でも、とってもお綺麗です♪




「美しさって、隠しても隠しきれないのよ」


トップ・オブ・乳女優の名にふさわしく、今回もやってくれちゃってます!





特に、ニコラスとのカラミのシーン・・・





「素朴な島民」であることを再認識させんばかりの自然な(?)むだ毛・・・








まさに 女優魂! を見ました。












「つんつるてんじゃオカシイでしょ?」


このワンシーンだけで・・・観る価値ありでした♪



人生訓的な要素もちりばめられており、そのへんはイアンニス役のジョン・ハートが良い味出してます。
いろんな意味でももう2〜3回観てもいいなと思う作品でした。


人生訓といえば・・・ペラギアの婚約者であるマンドラスはどうでしょう?
パルチザンのリーダーとなり、若者から英雄視されるようになったマンドラスでしたが、ペラギアからの手紙を「字が読めない」という理由で返信することなく無視してしまったがために、彼女からの愛を失ってしまいました。

最終的に、英雄にはなれても大事なものは失ってしまったことを後悔するわけですが・・・






つまり






男性諸君・・・・
















「やはりマメが一番やぞ!」




ということですよね♪

釣った魚にもケアが必要です。




by Sinn