リベリオン




<あらすじ>


21世紀初頭勃発した第3次世界大戦後の世界。
生き残った指導者たち4度目の悲劇を避けるべく、人間の暴力的側面を組織的に抑制することを考え出した。


繰り返された悲劇・・・

新世界・リブリアでは精神に作用する薬『プロジアム』を毎日投薬することが義務づけられ、徹底した管理国家体制のなかでの生活を余儀なくされた。


薬品によって感情を管理された市民達・・・

プロジウム投薬を拒む人々は反逆者とされ、感情を揺さぶる芸術・美術品は有害なものとして処分されていった。


芸術品は処分するのだ

反逆者を取締るのは聖職者『クラリック』と呼ばれる男達。
彼らは特殊体術『ガン=カタ』を習得しており、単独でも銃で武装した集団を殲滅できる力を持っていた。


銃撃戦における脅威の格闘技「ガン=カタ」

人間の持つ『残虐性の根絶』と『感情の抑制』を目的とした職であるクラリック。
なかでも、第一級クラリックであるジョン・プレストンは、最強を誇る冷徹な殺人マシンのような男だった。
秩序と規則を乱すならば、その相棒にさえも容赦はしないほどの・・・


「奴は規律を乱したのだ」

配給されたプロジアムの瓶を割ってしまい、仕方なく投薬しないままで任務に就いたあの日までは・・・



<寸評>


このページのトップにあるように、この作品の原題は「リベリオン・反逆者」ではありません。
「Equilibrium」(均衡、心の平静)というのがそうなのですが・・・

相変わらず、日本での配給センスには頭が痛くなります。
映画を観ないで題名を決定するのは止めて欲しい行為ですね。
ハリウッドのいくつかの製作会社は「原題以外での配給を認めない」方針だと聞きましたが・・・いたしかたないのかもしれません。

そのうえ紹介されている文面にはマトリックスとの相似点をうたうものが多く、パッケージもダサイので「B級」だと決めつけて、観ない人もきっといることでしょう。
(レビューサイトではこれを否定する意見で溢れかえっているのが現状です)


で、はっきり言っときますが・・・









マトリックスとは全然違うモノだし、
数倍オモシロイ作品です!








独特の世界観と一見滑稽にさえ見えるアクションということで『マトリックス』っぽいと思う人はいるかも知れませんが、そうやって紹介されるのは不本意だと思います。
そういった理由で本作品を敬遠しているのなら・・・これはお勧めの部類に入ります。



主役ジョン・プレストン役はクリスチャン・ベイル。


基本はこういう厳めしい顔つきですが・・・

余分な芝居を一切せず、ほぼ表情のみで感情変化を表しております。
政府の管理体制を維持する身分でありながらも、反乱分子に身を投じていく様を上手く表現していたと思います。
オーバーアクションのない動きのせいか、ガンアクション作品ヒーローの中では異彩を放っていました。


「プ・・、プロトカルチャー・・・」

余談ですが、ジョンが音楽を聴いて涙するシーン・・・かかった曲は「ベートーベンの第九」でしたね。
この交響曲は以外と最終楽章の「歓喜の歌」以外は知らない人が多いせいか、第一楽章なんかを聞かせると感動する人が多いんですよね♪(ワタクシは第一楽章が一番好きですが♪)
1〜3楽章あっての「歓喜の歌」ですので、聞いたこと無いって言う皆さんは一度聞いてみてはいかがでしょうか?
彼と同じ感動が味わえるかも・・・しれませんよw

芝居的にも『マトリックス』のキアヌ君より上手に思えるのですが・・・
どうも世間の二番煎じ的なイメージが払拭しきれないのは残念です。


他の出演者も結構なキャスティングだったのにインパクトが弱く、彼の1人芝居的な面も否めませんが・・・



マトリックスを買うくらいなら、絶対にこっちを買うべきです♪





「か、買っちゃおうかな・・・」(爆


  ↑BGMはもちろんコレだ!



さて、本作品の顔とも言うべき格闘術・ガン=カタ。
「銃=型」とでも書くのでしょうか・・・これにすっかり魅了されている常連さんも多いようです(笑


「ガン=カタ」マニュアル?

簡単に言うと「相手の撃つ弾は全て避け、自分の攻撃は全て当てるための体術」ですか。
眉ひとつ動かさず、ただひたすらに銃弾を撃ち込む様は・・・はっきり言って奇妙です(爆

このへんをガン=カタの達人であるジョン・プレストン氏に伺ってみましょう。

 「よろしく」


Sinn: それでは、『ガン=カタ』について詳しく教えてください。


『ガン=カタ』は多くの銃撃戦を研究・分析した結果得られた理論なのだが、敵対者が幾何学的な配置であればその動きは予測することができる。
最も効果的な攻撃位置に立ち、最大のダメージを最大の人数に与え、一方自分は敵の予測可能な狙いを外す・・・
これだけで攻撃能力は120%向上する。

 「つまり、こんな接近戦でも自分に弾は当たらないのだ」



Sinn: すごいもんですねぇ



そして、なんといっても大切なのは「決めポーズ」だ。



 「これを極めるのに1年はかかる」




 「これには2年」




 「これは3〜4年」




 「これはかなり上級だ」










そして・・・










 「待ってました!成田屋!!」



これができたら名取り襲名披露できるのだよ!




・・・結局、格闘技じゃなかったんですね?(爆





by Sinn